ラベンダーの育て方

ラベンダーを育てる上で一番大切なことは、ラベンダーも人と同じ生き物であることを忘れないということです。植物は声を発しないので、育てている人間がよく観察して声なき声に耳を傾けるしかありません。

ラベンダーの苗を早く大きく育てたいと思い肥料や水を与えすぎて枯らしてしまうことがあります。しかし、人間でいえば幼児と同様、若木ほど慎重に育ててください。1才児に5才児の食べものを与えても急に5才児にはならないということです。ラベンダーは適した環境であれば30年以上生き続けます。30年で一生と考えて環境を整えながら気長にゆっくりと育ててください。

捕食する生き物は好物でも満腹であれば基本食べません。同じ生き物でも捕食しない植物は、過剰な養分と水を与えられると吸収するしかなく抵抗力も無くなり病気になり易くなります。人間と同様腹八分で育てる位を目安に育ててください。

ここではラベンダーの苗をご購入していただいた方にお渡ししている育て方の説明書を掲載しています。育て方については地植えの場合(定植用苗)のみに当てはまることと、鉢苗の場合のみに当てはまることと、どちらにも共通している事柄もございますので、両方の項目を参考にして育ててください。

〇地植え・鉢植え 共通していること・・・
1. 日当たりの良い場所で育てる
2. 水はけを良くする
3. 土のpHは6.5を目安に調整する など

ご紹介する内容はあくまでも栽培方法の要点の一部です。ここに書かれていること以外にも、本やインターネットの情報も参考にしながらお住いの地域に合わせたより良い栽培方法を工夫してください。